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名月の里 千曲市姨捨地区に行く(前編)

先日、長野市内へ行く用事がありその用事が終わった後に足を伸ばしたのが長野市のお隣、千曲市にある姨捨(おばすて)地区です。ハイランドホテルからは車で70分ほどで行くことができます。



姨捨地区は古くから「名月の里」と呼ばれ、2020年6月に日本遺産に認定されました。以前、こちらのブログでもご紹介したことがあったと思いますが、わたしも長野県内で大好きな場所の一つなので、姨捨地区の玄関口であり善光寺平を一望できる駅としてお馴染みのJR篠ノ井線の姨捨駅を改めてご紹介させてください。
姨捨駅は標高547mの高台にあり(といっても白馬村よりは低い標高ですが・・・)、急傾斜地の途中に設けられた駅です。そのため、他の駅では見られない特徴があります。その特徴は後程ご紹介しましょう。
姨捨駅周辺は日本三大車窓のひとつにあげられる名所で、手前には姨捨の棚田、そして遠くには善光寺平を一望することができます。夜になると煌びやかな夜景も楽しむことができますよ。長野駅から白馬駅・南小谷駅へ向かう「リゾートビューふるさと」号もこの駅に停車します。15分ほど停車しますので、その際に姨捨駅からの車窓を撮影することができますよ。
こちらの建物は、JR東日本が運行するクルーズトレイン「TRAIN SUITE四季島」号利用者専用のラウンジです。まさに選ばれし人しか入ることができないスペースです。一生のうちに一度は乗ってみたいですね・・・

そして、この姨捨駅の最大の特徴は「スイッチバック駅」であることです。スイッチバックとは急傾斜地の途中に設けられ折り返しをしながら電車は進んでいきます。では、その模様をご紹介しましょう。
松本方面から長野方面へ向かう普通電車が姨捨駅に到着しました。この路線は本線ではなく支線になります。姨捨駅のホームの先には線路がなく行き止まりとなっているのです。
篠ノ井線は単線であるため、すれ違いが必要になります。姨捨駅に普通列車が止まっている間に名古屋へ向かう特急しなの号が通過していきました。このように通過する列車は姨捨駅の中には入っていきません。
すると、先ほど侵入した線路を今度は再び戻っていきます。まさにバックしていますね。
そして、再び支線から本線に入り列車は長野方面へと進んでいきました。

このようなスイッチバックを長野県で体感することができるのはここ姨捨駅だけでございます。詳しくは乗り鉄あらやんに聞いてみてください(笑)

と今回はここまでです。
次回は、あの松尾芭蕉も訪れた長楽寺や姨捨といえばの棚田など姨捨エリアの観光スポットをご紹介させていただきます。

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